ふたりで暮らしをつくる~30 代ご夫婦のペイントDIY体験〜
ご主人はバイクエンジンなどのカスタマイズ、奥様は木工用品をつくるのが趣味の長田さん(仮称)ご夫婦。自宅に作業部屋があるほど、とてもクリエイティブな二人。真っ白な壁に飽きてきたので、色をつけてみても面白いかも・・・と、ご主人の一声で築50年全面砂壁の自宅をペイントすることにしました。
長田さんご夫婦がペイントすることに決めたのは、寝室隣のシアタールーム。
そこには、大きいテレビと共に、スピーカーなどの機材が置かれています。これらはすべて、ご主人が趣味で買い求めたものです。
実は、奥さまは以前から機材の存在感が気になっていて、その重々しい空間になじめずにいたそうです。
そこで、ペイントで色をつけることで、お部屋の雰囲気を変えようと思いついたのです。
まずはショールームで色見本や事例を見ながら、何色にするか、夫婦で相談。
「たくさん色があって迷いますね・・・」
はじめは、壁の色と同化させることで黒のオーディオ機器を目立たなくさせようと、紺、紫、緑など濃い色を選んでいた二人。
ところが最終的に決まった色は、当初は全く候補にあがっていなかった色でした。
「ダーク系の色ばかり見ていた時、『本当にこの色でいいのかな?』と悩んでしまって・・・考えすぎるあまり、二人で喧嘩っぽくなったりもしたんですよ」とご主人は笑います。
「でも、気づいたんです。機材の存在感を無くす、とネガティブに考えるのではなく、逆に機材を活かす空間をつくればいいんじゃないかって。」
そんな前向きな想いから決まった色は、「breakfast」。
名前の通りの、明るくて、おだやかな黄色です。
「どんな仕上がりになるのか、今からとても楽しみです。」
そして迎えたペイント当日。
まずは養生作業からのスタートです。
白い壁にペンキがとんでも大丈夫なように丁寧に養生をしていきます。
高いところは背の高いご主人、細かいところは奥さまが、と役割分担もばっちり。
養生が終わったら、いよいよペイントです。
緊張するご主人の隣で、奥さまが「えいっ」と最初のひと塗り。真っ白な壁が黄色に塗りつぶされていく感覚に、二人ともすっかりやみつきに。すぐに慣れて、どんどんお部屋を塗りすすめていきました。
もともと自分で物を作ったりするのが好きな二人だけあって、好奇心いっぱいの笑顔があふれます。
二人で協力しペイントしたお部屋は、全体が明るくなり優しい雰囲気がプラスされました。以前まで感じていた機材の重厚感も今は気になりません。
主張しすぎない淡い黄色が、周りの家具の色ともよくなじんでいます。最初はペイントすることに不安があった奥さまも、イメージ通りと満足しているそうです。
「太陽の光が差し込む朝が一番黄色味が出るんです。夜は夜で照明の電球色に照らされてまた違った黄色になります。どのシーンの色もそれぞれの良さがあって、その違いを楽しんでいます」
はやくもペイントのよさを実感している二人は、シアタールームで過ごす時間が以前と比べて圧倒的に増えたといいます。
さらに、今度はウッドブラインドをつけてみようかと検討中とのこと。
「お部屋の雰囲気が変わったので、いままでやりたいけど後回しになっていた他のインテリアもこだわりたくなりました」
二人の楽しいインテリア改造大作戦はまだまだ続きそうです。
- 築50年全面砂壁のご自宅。
砂壁の上から白いペンキが塗られています - 色と色名を見ながらイメージを膨らませていく二人
- 迷いだしたらどんどん迷ってしまう色選び。
二人の意見が食い違う場面も・・・ - breakfastはROOMBLOOMカラー上位人気色
- 初めての養生作業。
役割分担しながら進めていきます - 奥さまのテンションが上がった「ROOMBLOOMオリジナルマスキングテープ」。細かいところも丁寧にペイントしていきます
- 楽しさに思わず笑顔がこぼれます。
- やさしい黄色の「breakfast」が空間にあたたかみをプラス。
テレビや機材を置いているウッドボードも余ったペンキでペイント。
空間に統一感が出ました - 自分たちで作り上げた新しいシアタールームに大満足の二人。
ペイント後、飾り気のない黒の遮光カーテンを外して、すぐに付け替えました。「次はどうしようか?」これからどんなシアタールームになっていくのかとても楽しみです
プロフィール | 長田さん(仮称)さんご夫婦 |
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場所 | シアタールーム(砂壁) |
ペイント面積 | 約20㎡(使用量5kg) |
色名 | RB-05Y41 breakfast |