ペイントで変わりはじめる、私の暮らし

HAPPY WALL PROJECT

空き家再生で地域に開く場所づくり

奈良県大和郡山市、昔ながらの街並みがのこる、やなぎまち商店街にある「ふくせ」。
かつて履き物店であった「ふくせ」は、約20年もの間空き家となっていました。

数年前から、定期的にマーケットやワークショップ、トークイベントを開催されていましたが、「ふくせを今まで以上に多くの人たちに使ってもらえるように」
そんな思いを込めて、みんなの笑顔がもっと集まる場所にしようとNPO法人くらす*とともにHappy Wall Projectを開催することに決まりました。

このプロジェクトのきっかけは、日本ペイントが開催する学生向けの建築コンペ(Asia Young Designer Award)で優秀賞を受賞した、大阪市立大学の中嶋純一さんでした。
コンペでの受賞作品は、大和郡山市の地域再生を描いたもので、彼は大和郡山市のまちづくりに関わっていたのです。

「NPOの方や市の方から、建築を学ぶ学生として、まちづくりに関わってほしい。何ができるか提案してほしい。」と言われていたけれど、いったい何ができるのか、悶々としていたという中嶋さん。
そんなとき、ROOMBLOOMのHappy Wall Projectを知り、「ぜひやってみたい」と声をあげてくれました。

そうして、彼とともにまちづくりに関わるNPO法人くらす*とのHappy Wall Projectの開催が決まったのです。

イベントまでの週末は、毎週のようにNPO法人くらす*のメンバーや地域の方が集まり、色決めをしたり、ペイントする場所を掃除したり、古くなっている壁を補強したりと、急ピッチで作業が進められました。

 

そして迎えたイベント当日の5月19日、朝の10時からイベントの中心となるメンバーが集まりました。
地域のみなさんが集まる時間は13時。集合前にペイントの下準備の養生をメンバーでおこないました。
古い建物のため、まだまだ埃がたまっている箇所も多く、テープを貼るにも悪戦苦闘。

そうこうしているうちに、あっという間に地域の方が集まり始めました。

はじめに塗り始めたのは、小学生の女の子。
はじめてのペイント、ローラーでしたが、すぐに慣れたのか迷いなくどんどん塗り始めます。
次に集まったのは、お母さんとお子様。小学生のお姉ちゃんに教えてもらいながら、楽しく塗り進めていきます。

だんだんと地域のみなさまも集まり始め、集まったのは総勢約30名。
とても賑やかな雰囲気の中、どんどんきれいになっていく「ふくせ」。

「はじめてだけどきれいに塗れた!」
「ここは、何色に塗るの?」

と「ふくせ」のあちこちから賑やかな声が上がります。

「ほかに塗るところはないの?」と塗りたりない様子の男の子も。

壁とあわせて、掃除の際に端材としてたくさんでてきた木の板にもペイント。
壁とは違って、「好きな色を塗ってもいい」板だから、水色、ピンク、黄色…と次から次へと夢中になる女の子。
こちらの端材板は、「ふくせの塀」となって生まれ変わる予定です。

そして、夕方ごろにはペイントが完成。
入り口からすぐに見える室内の壁、お手洗い、軒天、がたくさんの方の力によって、あっという間にきれいになりました。
ペイントの完成後は、「ふくせ」のお庭でバーベキューを楽しみました。

「これからどんな人が使ってくれるのかな?」
「毎週末何かイベントをしたい!」とさっそく盛り上がる地域のみなさま。

そして翌日、大和郡山市出身のイラストレーター南夏希さん等により、ペイントした壁にインパクトのあるイラストが完成しました。

 

大学生の発案から、とても大きな広がりが生まれた今回のHappy Wall Project。
これから、たくさんの地域の方が集まり、みなさんの笑顔が集まる場所になることを祈っています。

実施日 2018年5月19日
実施施設 奈良県大和郡山市「ふくせ」
関係者(団体)名 NPO法人くらす*
参加人数 約30名(大人20名/子供10名)
色・壁面積 RB-05P18 scented room
RB-25Y17 homemade ice cream
RB-05B28 quiet room
RB-10B01 雪解け

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