ROOMBLOOM

ペイントで変わりはじめる、私の暮らし

HAPPY WALL PROJECT

大原児童センター 遊戯室

「もっとそっち引っ張ってー!」

センターの閉館時間が近づく夕暮れ時、職員の方の大きな声が響いています。子どもたちに指示を出し、何やら準備が進行中。運動会を連想させるカラフルに連なった旗は、よく見るとHappy Wall Projectのロゴマーク。部屋全体に飾るため、職員の方々と子どもたちが協力をして作業にあたります。

大原児童センター 遊戯室

時は同じく、職員室ではリーダーが真剣な顔で「遊戯室改造大作戦」と書かれた横長のポスターをせっせっと作成しています。見た人誰もが楽しそうと興味が湧くような職員みなさん渾身の力作ポスター。

大原児童センター 遊戯室

これらは全て9月13日に行うHappy Wall Projectのための準備。子どもたちや親子連れに少しでも楽しんでもらいたいという職員みなさんの想いの表れです。

大原児童センターは、商店街の近くにあるアットホームな児童センター。地域で子育てを行い、「ふるさと大原」の心を育むことを目指し、何十年間地域のみなさんと一緒に数多くのイベントを行っています。そんな中、一昨年から館内美化の一環として、各部屋の壁面塗装を子どもたちと行ってきました。塗装前には落書き期間を設け、子どもたちに好きなだけ壁面に落書きをさせてあげ、みんなで塗り替えてきました。この活動を通して、職員のみなさんは壁を塗り替えた後の子どもたちの遊びが変わったと感じたそうです。そう感じた理由は、子どもたちが自分の手で塗ったことでその部屋を大事に使い、ものを大切にする気持ちを友達にも伝えていっていると気づいたからでした。そして、「自分の手で何かを変えた」という達成感も子どもたちの心に何か変化を与えたと感じたのです。
今回、「ペイントで子どもたちの遊びを、地域を豊かにしたい」と考えた職員のみなさんの想いによりHappy Wall Projectへの参加が決まりました。ペイントする場所は、フロアで唯一塗装していない遊戯室。3面を違う色で塗り分けます。

大原児童センター 遊戯室

ペイントする色は、ご自宅のDIY体験などをつづったブログが大人気となり、雑誌やテレビでもご活躍中のブロガーである新岡さんにカラーデザインをお願いし、2パターン候補を出してもらいました。遊戯室の床と上部の色が緑色ということで、子どもたちが快適に・気持ちよく過ごせる空間となるようカラーセラピーの観点から、青・グレー・白の3色を基準にコーディネート。そしてそれを子どもたちの投票でどちらのパターンにするか決めることにしたのです。投票の結果、ペイントする色は大差で爽やかな青のAloha!、温かみのある薄ピンクnap、黄みがかかった白のwhite christmasに決定。「この票数の多さは、『どうしてもこの組み合わせがいい』と思いの強い子が何回も投票しているんですよ」とリーダーがこっそり教えてくれました。

大原児童センター 遊戯室

そして迎えたペイント当日。乳幼児の親子連れや普段児童センターを頻繁に利用している子どもたち、そしてボランティアの方も含め27名もの参加者が集まりました。みんなでお揃いのHappy Wall Project Tシャツを着て、グループに分かれてペイントをしていきます。乳幼児親子はnapの面を、小学生はwhite christmasの面を、中学生以上はAloha!の面を担当。

大原児童センター 遊戯室
大原児童センター 遊戯室
大原児童センター 遊戯室

ペンキの匂いがないことに驚かれるお母さんたちが多く、大人も子どもも無心になってペイントに集中しています。みんなであっという間に塗り替えた3面は、明るくきれいになり遊戯室改造大作戦は大成功。これで大原児童センターの3階フロアにある全ての部屋のペイントが完成しました。

あの時この場所で、自分たちでペイントしたこと、みんなと協力しひとつのことを成し遂げた達成感は大人になっても心に残っていくものです。そして今回の活動で、ものを大切にする気持ちがより一層育まれたのではないかと思います。地域の人々と絆をつくり、いろいろな経験の中から、たくさんの学びを得ることができる場。大原児童センターでメインの部屋であるこの遊戯室が、子どもたちにとって、これからもそんな場所であり続けてくれるといいですね。

大原児童センター 遊戯室
大原児童センター 遊戯室

実施日 2014年9月13日
実施施設 東京都品川区
大原児童センター
関係者(団体)名 品川区
参加人数 27名(大人12名/子供15名)
色・壁面積 Aloha!、nap、white christmas