ペイントで変わりはじめる、私の暮らし

HAPPY WALL PROJECT

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

真夏日の8月19日、品川区西中延児童センターにて「西中ペイント大作戦」が行われました。西中延児童センターは、品川区のなかでも乳幼児に主眼を置いているキッズ館。保育園と併設している児童センターです。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

建物も古いため、職員のみなさんは日頃から室内の汚れや劣化が気になっていました。とりわけ、子どもたちの大好きな遊び場であるキッズルームの色褪せはなんとかしたいと考えていました。もっときれいにすることで、子どもたちの笑顔がより映える空間にしたい、こうした職員みなさんの想いがHappy Wall Projectに届いたのです。

色を決める上でどの職員の方にも共通していた想いは、明るい空間にしたいということでした。例えば今の薄緑色をがらりと雰囲気を変えて黄色なんてどうだろう?ピンクも可愛らしくていいんじゃない?色のサンプルを見て、みなさんの会話は弾みます。そんな中、ふと1人が今の部屋が薄緑色になった理由を館長に聞きました。その答えは、「緑はセンターのテーマカラーだから。」改めてセンター内を見渡すと、確かに所々にテーマカラーが存在しています。その瞬間、やはりテーマカラーを大事にしたいと職員みなさんの意見が一致したのです。こうしてペイントする色は今よりも明るい爽やかな緑色、今の季節にぴったりの「summer holiday」に決まったのです。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

当日までの間、職員のみなさんは準備に余念がありません。汚れがついている部分は、洗剤や水拭きでこすり、剥がれている部分は補修を行いました。そして迎えた当日。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

1,2階にある保育園から先生と多くの保育園児、児童センターを普段から利用している小中学生、そして施設管理員の方まで合わせて30名以上の方が参加されました。

保育園の子供たちは先生の言うことをよく聞いて、順番にハケでお絵描きを楽しんだ後、ローラーでペイント。手や足がペンキまみれになっても気にせず、みんな笑顔です。
「はみ出さずに、きれいに塗ってよー!」と職員の方が見守るなか、ペイントを進める小中学生。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

背の高いお兄さんは、天井担当。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

なかには始まりから終わりまでずっと集中してペイントする男の子も。
それを見ていた職員の1人が「子どもたちのいつもとは違う表情や違う一面が見られて、新鮮です。みんな顔がとてもいきいきしていますね!」

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

みんなの活気に誘われて、親子も飛び入りで参加。なかには、「普段お絵描きが嫌いなはずなのに、ペンキ塗りは好きなの!?」と驚かれるお母さんもいらっしゃいました。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

暑い中みんなでペイントしたキッズルームは、爽やかな色合いになり明るい雰囲気になりました。「なかなか普段ペイントに触れる機会がないので、子どもたちだけでなく、大人も童心に返って楽しめました。ひとつの部屋をみんなで塗りあげたことも良い思い出としてずっと彼らの中に残っていくと思います。」と職員の方が話してくれました。部屋の雰囲気を明るく変えるだけでなく、ペイントを通して、子どもたちの新しい一面を発見できたり、参加者みなさんの交流が深まったり。この活動を通して何かのきっかけ作りをできること、それがHappy Wall Projectの一つの果実だと私たちは考えるのです。

西中延児童センター 子どもたちの遊び場 キッズルーム

実施日 2014年8月19日
実施施設 東京都品川区
西中延児童センター
関係者(団体)名
参加人数 34名(大人8名/子供26名)
色・壁面積 Summer holiday 25~30㎡