ROOMBLOOM

ペイントで変わりはじめる、私の暮らし

HAPPY WALL PROJECT

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

2014年5月25日、埼玉県に在るファミリーホームと呼ばれる児童養護施設(小規模住居型児童養育施設)をさわやかな黄緑色のsummer holidayにペイントした活動をご紹介したいと思います。

ROOMBLOOMとファミリーホーム「私ん家」との出会いは、ROOMBLOOMへの一通のメールからでした。
とても丁寧な文面で「壁塗りのワークショップに子供5名で参加したい」という内容でしたが、生憎既に満員でご参加いただくことができませんでした。しかしよくよくメールを見てみると住所は埼玉県。子供5人で遠い場所から、しかも住所には「ファミリーホーム(児童養護施設)」とあります。なんとなく心に引っかかるような思いと共に、お断りのメールをさせていただいた、そんな小さなきっかけからでした。

2ヶ月ほど経ち、Happy Wall Projectが始動しました。
ペイントから生まれるHappyを届けたいという気持ちが真っ先に向かったのは、心に残っていたこちらのファミリーホームでした。
施設長である徳永さんから、皆が自分のうちのように”寛ぎ”、”帰りたくなる”、そんな家を作りたいと思っている、という熱い想いを伺い、Happy Wall Projectを行うことになりました。

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

ファミリーホームの外見は大きな、でもごく一般的な一軒家です。ご夫婦が二人で運営する住居型の児童養護施設で、現在は女の子が5人、小学校3年生から高校2年生までが住んでいます。様々な理由で両親と暮らすことができなかったり、離れ離れになってしまったりと異なる背景がありながらも仲良く暮らしています。
このような施設は全国的にも少しずつできているものの、企業が運営しているような大規模な児童養護施設と比べれば割合も小さく、認可を受けるにも法律的な規制が多く、実現には多大な労力と熱意、そして愛情がないと出来るものではありません。徳永さんと住む皆さんはそれらを乗り越え、協力しながら楽しく暮らしておられます。

さて向かえた当日の朝、お邪魔すると既に準備万端。早速、ペイント!と思いきや、一旦ダイニングのテーブルに集合です。
「今日は皆のリビングをきれいにペイントすることになりました。ROOMBLOOMからスタッフの人が来てくれたので、一人ひとり自己紹介をしないとね」
と全員の自己紹介からスタート。
今回はリビングの大きな2面をsummer holidayでペイントです。このカラーは徳永さんの、明るいけれど和む色にしたい、との想いから決定しました。

まずはペイントの仕上がりを決める養生から。ここはお姉さんチームが中心となるため、小学生の二人は少し寂しそうでしたが、徳永さんや高校生のお姉さんから「はさみ!雑巾!」と頼まれると、走り回ってお手伝いをしてくれました。
ペイントでは、初めに自由に落書きをして少し遊んでみました。初めはおそるおそるペイントに触っていましたが、勢いがつけば落書きはとまりません。お互いの似顔絵を描いたり、手形をつけたりして、大盛り上がり。

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁
ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

一方、終盤の仕上げに差しかかれば「そこムラになってるよー!手形見えてる!」などと皆で声を掛け合いながら、15時頃に完成!とても明るい部屋になりました。

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

最後には私たちにも、「ねー、また来て今度は違う色に塗ろうよー!」「次は、私の部屋塗ろう!いつ来てくれるのー?」などと無邪気に話しかけてくれて、私たちも家族のように仲良くなり、まさに”寛ぎ”の空間が出来上がっていました。
何より心に残ったことは、ある絵の上手な女の子がペイント終了後、背中に何かを隠しながら私たちに駆け寄り、スタッフの名前入りの手書きイラスト感謝状を渡してくれたのです。

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

いつも通りの日常を過ごしていたら、恐らく誰かから手書きの手紙をもらうことはなかったのではないかと思います。彼女たちの優しさに触れ、私たちこそ、幸せな気持ちをいただいたのです。
自分がほんの少しのペイントという行動をするだけで、だれかが喜んでくれる。それがまた回って自分のHappyにつながる。そんな活動としてHappy Wall Projectが皆様と共有できることを祈っています。

ファミリーホーム(児童養護施設)の壁

実施日 2014年5月25日
実施施設 埼玉県川口市
小規模住居型児童養護施設「私ん家」
関係者(団体)名
参加人数 7名
色・壁面積 summer holiday