ペイントで変わりはじめる、私の暮らし

HAPPY WALL PROJECT

【特別企画】HWP25 熊本県益城町 飯野小学校・飯野小仮設団地 絆を未来につなげる

2016年、震災の傷跡が残る熊本県益城町飯野小学校で行ったHAPPY WALL PROJECT。
仮設住宅が立ち並ぶ中に作られた「みんなの家」をもっと笑顔が集まる場所にするため、地域の皆さんやこども達と一緒にペイントしました。

そして2019年。
三菱地所レジデンスと共同で、再びHAPPY WALL PROJECTを実施しました。今回のコンセプトは、地震発生直後から助け合ってきた小学校と避難してきた人たちがこの先もつながり続ける、絆を未来につなげるプロジェクトです。

このプロジェクトでは、2つのイベントが同時進行します。

1つ目は、 果実のなる木を植樹する。これは、収穫のための再会や、収穫を楽しみに過ごす時間を埋め込むのです。
2つ目は、 タイムカプセルを埋める。カプセルに思い出の品を入れ、開封の日を決めて、またみんなで集まるのです。
この思い出作りのイベントに、2019年2月10日、ずっとこの仮設住宅を見守ってこられた元自治会長をはじめとして、多くの皆さんが集まり、なんと100名を超すほどに。そんな皆さんの熱気あふれる中、待ちに待ったイベントが始まりました。

ROOMBLOOMは、今回、北九州学生ボランティアの皆さんが担当した「樹木版」作りに協力しました。

様々なカラーを板に塗って、思い思いの目印を作っていきます。学生チームと「どっちが上手に塗れるか」を競いながらペイントしたり、「自分の好きな色のピンク・紫・黄色を使ってペイントが出来て楽しかった!」とのびのびと色を楽しんだり。

明るい色づかいに、見ている大人たちも思わず笑顔になります。
整然と並んだ板は、まるでアート作品のようになりました。

お昼は待ちに待ったBBQでみんなにっこり。歌も飛び出し、大盛り上がりです。
その後、タイムカプセルに思い思いの品を入れたり、サクランボの木に名前を考えたり、あっという間に時間が過ぎていきました。

みんなで植樹したサクランボの木は「いいのっ木」と名付けられました。

こうしてみんなで過ごす時間のすべてが、これからの飯野小学校地区の皆さんの心に残ることを願ってやみません。ペイントが人と未来をつなぐことに少しでも役に立てたことを私たちは誇りに思います。